venvという仮想環境が便利なので、改めて使い方をまとめてみたいと思います。
まずは仮想環境の作り方から。
venvはpythonがインストールされていれば使えるので別途インストールする必要はありません。
仮想環境は以下のようにして作ります。
$ python3 -m venv <仮想環境名>
ここではまだ仮想環境を作っただけなので、仮想環境に入ってみたいと思います。
仮想環境に入るには以下のようにします。
(macOSを想定しています)
(余談ですが、シェルの補完機能を使うとパスを全部打たなくても <仮想環境名>/b[tab]/a[tab]だけで済むので便利です)
$ source <仮想環境名>/bin/activate
仮想環境に入ると、ターミナルでの表示が
(仮想環境名) ユーザ名@PC名 カレントディレクトリ %
のように先頭に仮想環境名が入ります
これを見ることで、現在の仮想環境が分かるようになっています
仮想環境を作ったばかりで、パッケージがほとんど入っていませんね
$ pip list
Package Version
---------- -------
pip 21.2.4
setuptools 58.0.4
後は自分の必要なパッケージを入れていけばOKです
最後に仮想環境を抜けたければ
$ deactivate
とします。
ちなみに仮想環境をgitとかに上げたければ
$ pip freeze > requirements.txt
で現在インストールされているパッケージの一覧を出力できるので、こちらで管理したほうが良いと思います。
出力パッケージ一覧を用いて、それぞれのローカルで作成した仮想環境でパッケージをインストールするには
$ pip install -r requirements.txt
とします。
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