Pythonではfor文を利用することで、簡単にリスト(配列)の要素を1つずつ取り出し、処理することができます。
基本的なfor文によるリストの処理
for <変数> in <リスト>:
を利用した基本的なfor文によるリストの処理について紹介します。<リスト>
の要素が一つずつ<変数>
に格納され、for文ブロック内で扱うことができます。
下記の例では、for文によりlst
の要素を一つずつ取り出して、出力しています。
lst = ['john', 'will', 'henry']
for name in lst:
print(name)
# john
# will
# henry
enumerateによるインデックスの取得
for文により要素を処理していくのは良いとして、for文内で何回目のループなのか?インデックスは何番目の要素なのか?といった情報を利用したい時もあります。そのような時はenumerate
を使用すると便利です。
通常のfor文による方法ではname
だけを出力していましたが、enumerate
を利用して出席番号も一緒に出力してあげましょう。
lst = ['john', 'will', 'henry']
for index, name in enumerate(lst):
print(index + 1, name)
# 1 john
# 2 will
# 3 henry
このコードからもわかるように、enumerate
から取得できる数値はデフォルトでは0から始まりますが、下記のコードのようにstart
から初期値の指定が可能です。
lst = ['john', 'will', 'henry']
for index, name in enumerate(lst, start=10):
print(index + 1, name)
# 11 john
# 12 will
# 13 henry
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